松本市を代表する観光地である国宝 松本城。春夏秋冬、様々な姿を見せてくれる。中でも、冬の寒い晴れた朝は、北アルプスを背にとても美しい。色々なお城を訪ねたが、北アルプスを背に凛と立つ松本城の景色は日本一だと思う。
現在、放映されているNHK大河ドラマ「どうする家康」で松重豊さんが演じた石川和正親子が建築した城。石川和正がこんなにドラマに出てくることが無かったので、しっかり、全話拝見させていただいている。我々の頃の歴史教育というか、雰囲気は信長、秀吉は正義、家康は悪、といった感じがあり、特に真田幸村(信繁)が豊臣方の地元の武将ということもあり、家康に対して良いイメージがなかった。このドラマを拝見したり、自分なりに勉強したりして、家康の見方が変わった。
特に人材育成については抜群の才があり、徳川四天王を始め、渡辺守綱、本多正信など一度裏切った武将も再登用するなど、当時と言えば異例の人事を行っている。タヌキ爺の腹黒さだけではなく、しっかりと人を見て、正に適材適所に登用している。本当に素晴らしいと思う。
乾小天守は日本一古い天守閣とも言われており、拝観するとその歴史に圧倒される。階段がとうじのままなので大変急なので、内覧される方はご注意された方が良い。これからの季節は特に美しいけしきが楽しめるので、松本へお出かけの際は是非、一度ご覧いただきたい。

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